学力を向上させるための基本的な考え方

◆アドラー心理学「目的論」⇒人は、目的ありきで行動する
今の自分の状況は、自分の目標を達成するために自ら選んだ道であるという考え方。
*成績を上げるには、自ら目的をもってそれを達成するために、自分の課題として自ら意欲的に勉強させることが必要である。つまり、自分自身のこととして考えさせるわけである。
"馬を水飲み場までは連れて行けるけれど,無理矢理水を飲ませることはできない"
   <アルフレッド・アドラー:オーストリアの精神科医>

◆フロイト心理学「原因論」⇒人は、過去の原因によって行動する
今の自分の状況は、過去の原因によって決められているという考え方。
*成績を上げられないのは過去に原因があり、その原因を解決すれば良くなる。
例えば勉強しない理由を、解らないからとか、勉強で嫌なことがあったとか、勉強する時間がなかったとか、とかく自分自身の問題ではなく他のことのせいに転嫁しやすい。
   <ジークムント・フロイト:オーストリアの精神科医>

勉強させることについては、いろいろな方法があると思いますが、アドラーの提唱する目的論的な考え方のほうが理にかなっているように思います。

 ◆学習指導要領より、どのように学ぶかの視点について
1.主体的な学び
学ぶことに興味や関心を持ち、自分の進路や職業などの方向性と関連付けながら、見通しを持って粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげるような学びになっているか

2.対話的な学び
子供同士が目標を共有し力を合わせて活動をしたり、先生や地域の人との対話や先人の優れた考え方を手掛かりに考え、自分の考えを広げ深めるような学びになっているか

3.深い学び
各教科等で、その教科等なりの「見方・考え方」を学ぶだけでなく、様々な教科等で学んだ見方・考え方を相互に関連付け、自分なりに問題を見いだし解答を導きだせるような学びになっているか

以上のように、子供たちが能動的(アクティブ)に学び続ける「アクティブ・ラーニング」の視点から、「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶか」を重視して、学校の授業を改善していきます。
子供たちが学んだ一つ一つの知識がつながり、「わかった」「おもしろい」と思える授業、周りの人たちと共に考え、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業などを工夫して、子供たちの資質・能力を育んでいきます。

当塾の基本方針

教えてもらって覚えるだけでなく、自ら学ぶ意欲や能力を育てます。
基本的には自らの目標に向かって学習課題を持たせ、自らその課題を解決する方法を身につけさせ、課題を解決し、次の目標に向かって学習し続けていくという流れを重視しています。